診療案内

■ものわすれ外来

“最近もの忘れが気になるが認知症にはなりたくない”“すでに認知症で苦しんでいる”
という方とその介護者の方が対象となります。

①認知症状態かどうかの正確な診断
②もの忘れなどの脳機能低下の詳しく正確な診断
③原因の詳しい診断
④原因となっている可能性のある病気の正確な診断をおこない、
 生活改善アドバイスと地域福祉との連携を中心とした治療、
 介護方法や対応方法のアドバイスと必要により最小限の薬物治療を行い、
 患者さんと介護者相互の生活改善を目指します。

軽度の場合やまだ認知症状態にない方は、認知症予防のための具体的アドバイスを行います。
進行した患者さんの場合は、どちらかと言うと、介護者の介護負担軽減のためのアドバイス、悩みの相談が中心になっていきます。

外来は、待ち時間が長くなって患者さんの負担とならないように予約で行います。

初診は1時間かけて詳しい診察と診断を行います。その後は、15~30分の時間をとって治療とアドバイスを行います。

■内科

通常の一般内科外来と、もの忘れなどの原因となっている可能性のある体の病気の治療を行います。

より専門的な診断治療が必要かどうかを診断し、その必要がないと考えられれば
当院で継続してみさせていただきますが、専門的な診断治療が必要と判断されれば、
専門としている医院、病院へ紹介します。

■心療内科・精神科

比較的重度ではない、心の悩みからくる様々な症状に対して、特に、認知症状態の方の
介護のつらさからくる心の悩みを抱えていらっしゃる方の、カウンセリングを中心にした治療を行います。
時に必要最小限の薬物治療も行います。

より専門的な診断治療が必要と判断される場合には、専門医院、病院を紹介します。


~診察室のご案内~

●安らぎの診察室
患者さんが落ち着いて診察を受けられるように考えました。

●広く、動きやすい診察室
部屋はできるだけ広く、動きやすくしてあります。

歩行状態、空間や方向の認識に問題ないかも
知ることができます。

介護者、親族、友人や福祉支援スタッフなど、
多くの方が治療に参加できるように
椅子をたくさん置いてあります。自由に動かして座れます。

●ななき診療所のこだわり
患者さんの中には、自分の体を椅子に上手に座らせられない方が少なくありません。

自分の体の位置の目安になる、ひじ掛けのある、床や他の椅子と区別のつきやすい色の椅子にしてあります。赤の暖色系が多くの日本人に好まれるということでこの色を選びました。

椅子は回転せず、足は広く開いて、座り方が良くなくても転倒しないようにしてあります。

他の椅子と形・色のコントラストを付けてより解りやすくしてあります。